パリ五輪開会式を彩るディオールの衣装展示
世界的ファッションブランド「ディオール(DIOR)」が、パリ五輪開会式でセリーヌ・ディオン(Celine Dion)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、アヤ・ナカムラ(Aya Nakamura)ら著名なアーティストたちが着用したカスタム衣装を公開します。7日より、パリの旗艦店である“ラ ギャラリー ディオール”にて展示が開始され、多くのファッション愛好者や五輪ファンにとって注目のイベントとなっています。
ディオールの五輪開会式における役割
ディオールは、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の傘下にあり、2024年パリオリンピック・パラリンピックのプレミアムパートナーとして参加しています。ディオールのウィメンズ部門のアーティスティック・ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)は、今回の開会式で特別にデザインされた衣装を披露し、観客を魅了しました。
セリーヌ・ディオンの復帰パフォーマンス
セリーヌ・ディオンにとって、この開会式は2022年にスティッフパーソン症候群(SPS)を公表して以来、初めてのパフォーマンスの場となりました。彼女が着用した衣装は、シルクジョーゼットのスパンコールガウンで、何千個ものシルバーパールが縁取ったフリンジで飾られており、きらびやかな美しさを誇ります。この衣装は、ディオールのセレブリティコレクションの一部として展示されています。
アヤ・ナカムラの豪華な衣装
フランス系イタリア人の歌手アヤ・ナカムラは、ゴールドのフェザーが手刺しゅうされたアシンメトリーデザインのゴールドのショートドレスを着用しました。このドレスは、ディオールの2024-25年秋冬オートクチュールコレクションから採用されたもので、その豪華さが際立っています。彼女の衣装は、1996年にダイアナ妃がメットガラで着用したレースのディテールが施されたネイビーのスリップドレスのレプリカと並べて展示されています。
レディー・ガガのパフォーマンス衣装
レディー・ガガは、フランスのパフォーマーであるジジ・ジャンメール(Zizi Jeanmaire)の代表曲「私の羽飾り」を披露し、黒い羽のジャケットと黒いサテンのビスチェとショーツ、さらにピンクと黒の羽が刺しゅうされた取り外し可能なスカートを着用しました。この衣装は、彼女の独特なスタイルを際立たせ、観客を魅了しました。
アクセル・サン=シレルのフランス国歌演奏
バル ディオールの部屋では、アクセル・サン=シレルのドレープドレスと彼女が持っていたフランス国旗が展示されています。彼女のパフォーマンスは、フランス国歌を歌い、会場全体に深い感動を与えました。
ラ ギャラリー ディオールの入場情報
ディオールの豊かな歴史を展示する“ラ ギャラリー ディオール”の入場料は14ユーロ(約2250円)で、オンラインでの事前予約がおすすめです。この機会に、ディオールが誇る卓越したデザインとアートの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
このように、ディオールはパリ五輪開会式を華やかに彩り、その歴史的かつ革新的なデザインで観客を魅了しました。展示会はファッションと芸術の融合を体感する絶好の機会となるでしょう。